「ストレスで白髪になるメカニズム」研究の教訓

白髪はいつかは起こる普遍的な髪の変化ですが、その一方で個人差が大きいのも特徴です。

白髪になるプロセスを加速させる要因のひとつに「ストレス」がありますが、2020年ハーバード大学の研究チームから「強いストレスで白髪化が加速するメカニズム」についての論文が出されました。(Hyperactivation of sympathetic nerves drives depletion of melanocyte stem cells / B. Zhang et.al / Nature 2020)

髪の毛の根元は、毛穴の奥にある鞘状の組織に包まれていますが(毛包)、毛包の中には新しく作られた髪の毛に色を供給する「色素幹細胞」があります。

マウスの実験でわかったのは、急なストレスによって交感神経が活性化される際に放出されるノルアドレナリン(神経伝達物質のひとつ)が高まりすぎると色素幹細胞が失われ、結果的に色素を供給することができなくなり、色の供給を受けないまま髪が伸びるため白髪になる、というメカニズムです。(日本語の説明記事→https://wired.jp/2020/02/23/stress-and-gray-hair/ )

ちなみにこのような白髪のメカニズム研究をリードしているのは、東京医科歯科大学/西村栄美教授の研究チームですが、西村教授のチームのこれまでの研究では、幹細胞が自己複製せずに分化してしまうと白髪や脱毛が生じることが示されています。

①ストレス→交感神経→色素幹細胞の減少→白髪というメカニズムと、②白髪と脱毛のメカニズムの類似点がある、という点をふまえると、髪を作るプロセスに負担をかけないためのストレス対策はぜひ心掛けたいのと、髪を守るストレス対策にも「マインドフルネス」は役立つので、マスターしたい習慣です。

これを機会に、ぜひマインドフルネス習慣を始めてみてはいかがでしょうか?

 

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